
羊毛フェルト刺繍のやり方
羊毛フェルト刺繍を作る際に必要な3つの道具と手順について説明します。
羊毛フェルト刺繍に使う3つの道具

羊毛フェルト刺繍をするときに必要な道具は以下の3つです。
これらを揃えることで、どなたでも刺繍がしやすくなりますよ。
- フェルトパンチャー(1本針・3本針・5本針どれでも可、私は1本針でやっています)
- フェルトパンチャー用ブラシマット
- チャコペンシル
フェルトパンチャー

普通のニードルでも羊毛フェルト刺繍をすることは出来るんですが、フェルトパンチャーを使うとより作業がしやすくなります。
フェルトパンチャーがおすすめな理由は以下の通りです。
- 持ちやすく疲れにくい六角形のグリップ
- 針先に近い位置を持てるので、細かい作業を思い通りに出来る
- 針が交換できる
テクニックに自信がない方は、簡単に作業が出来るフェルトパンチャーがおすすめです。
ニードルを変えるだけで作業が格段にしやすくなりますのでぜひ試してみて下さいね。
フェルトパンチャー用ブラシマット

また、普段使っているフェルティングマットではなく、ブラシマットを使うとよりキレイに刺せます。
ブラシマットがおすすめな理由は以下の通りです。
- ブラシ状なので抵抗が少なく、スムーズに刺せる
- ブラシマットの毛が刺す際に最も適した「長さ・硬さ・密度」に仕上げられている
チャコペンシル

刺した絵柄を布にあらかじめ描くためのチャコペンシルです。
時間が経ったり、洗ったりすると線が消えます。
羊毛フェルト刺繍をする際には、必須のアイテムですね。
羊毛フェルト刺繍の手順
実際の羊毛フェルト刺繍のやり方の手順は以下の通りです。
- 布に刺繍したい絵柄を描く
- ブラシマットの上に刺繍をつけたい布をのせる
- 絵柄に羊毛フェルトで刺繍を刺していく
- 羊毛フェルト刺繍の絵柄の完成
ちなみに、羊毛フェルト刺繍に適した生地は、中厚の織地(キャンバス・ツイードなど)、フェルトなどです。
分厚すぎると刺すのが難しくなるので、刺繍に適した生地を選びましょう。
では、一つずつ見ていきます。
①布に刺繍したい絵柄を描く
チャコールペンシルで刺繍をしたい布にあらかじめ絵柄を描きましょう。

慣れないうちは、シンプルな絵柄にすることをおすすめします。
②ブラシマットの上に刺繍をつけたい布をのせる
フェルトパンチャー用ブラシマットの上に、刺繍をつけたい布をのせます。

この時に、ブラシマットの下にタオルを敷いておくと滑らず作業が出来ます。
タオルの代わりにカッティングマット(カッターを使うときなどの台)を使ってもOKです。
③絵柄に羊毛フェルトで刺繍を刺していく
フェルトパンチャーで先ほどチャコペンシルで描いた絵柄の内側を、少しずつ羊毛で埋めていきましょう。
今回はハリネズミにしてみました♡

線に沿って、内側を丁寧に埋めていきます。
ハリネズミの毛の部分は羊毛の種類を変えてみました。
変わった羊毛を使うと作品の幅が広がりますね。
今回は、羊毛フェルト植毛カールという羊毛を使っています。

羊毛をそのまま刺し続けると、布とブラシマットがくっつきすぎるので、時々ブラシマットから外しながら刺してください。

また、裏側から見て表面と同じぐらい絵柄が分かるぐらい均等に刺すのがポイントです。
薄い部分があると、その部分から羊毛の絵柄がはがれてしまいますので注意が必要です。
④羊毛フェルト刺繍の絵柄の完成
羊毛フェルト刺繍のハリネズミの絵柄が完成しました。
立体感があって可愛らしいですね。

羊毛フェルト刺繍をする際の注意点
羊毛フェルト刺繍をする際の注意点を説明します。
羊毛フェルト刺繍は刺しっぱなしのままだと、裏側がぼさぼさです。

そのままにしておくと、せっかく刺した絵柄がはがれてしまうので必ず処理をしましょう。
裏側の処理の手順は以下の通りです。
- 石鹸水を用意する
- 刺繍の裏側に石鹸水を適量つけて5分ほどこする
- フェルト化したらお湯ですすいで乾かす
一つずつ見ていきましょう。
①石鹸水を用意する

ぬるま湯に台所用洗剤をごく少量たらして石鹸水を作ります。
②刺繍の裏側に石鹸水を適量つけてこする

羊毛フェルト刺繍を裏返して、生地の裏側に石鹸水を適量つけ、ビニール袋でこすりましょう。
指をくるくると回すように均一にこすります。

5分ほどこすると完全にフェルト化してはがれなくなります。
この作業は、作品の強度を高めるための大事なポイントとなりますので、しっかりこすってくださいね。
③フェルト化したらお湯ですすいで乾かす

フェルト化したら、お湯で軽くすすぎ、乾かして完成です。
今回は石鹸水を使って裏側の処理をしましたが、アイロン接着の接着芯を貼っておいてもいいですね。
作品を長持ちさせるためにも、羊毛フェルト刺繍をした生地の裏側の処理は大切です。
羊毛フェルト刺繍は裏側の処理をするときれいに作れる

羊毛フェルト刺繍は以下の3つの刺繍用道具を使うことで、簡単に作ることが出来ました。
1度揃えてしまうといつでも羊毛フェルト刺繍ができますよ♡
- フェルトパンチャー(1本針でOK)
- フェルトパンチャー用ブラシマット
- チャコペンシル
また、羊毛フェルト刺繍のやり方の手順は以下の通りでした。
- 布に刺繍したい絵柄を描く
- ブラシマットの上に刺繍をけたい布をのせる
- 絵柄に羊毛フェルトで刺繍を刺していく
- 羊毛フェルト刺繍の絵柄の完成
- 石鹸水を用意する
- 刺繍の裏側に石鹸水を適量つけて5分ほどこする
- フェルト化したらお湯ですすいで乾かす

