羊毛フェルトのニードルを買いたいんだけど種類がたくさんあって何を買えばいいか分からないことってありますよね。
この記事では、羊毛フェルトニードルのおすすめ大集結!と題して、用途別に必須道具の羊毛フェルトニードルのおすすめ商品を紹介していきます。
とりあえず必須のニードルだけでいいという方は、以下の2本のニードルを揃えるだけでOKです。
✔ 表面を仕上げたり、小さいパーツを作る先端型ニードル
Clover(クロバー)仕上げ針 58-609
私はこれまで、ダイソーニードル・ハマナカニードル・クロバーニードルを使ってきましたが、断トツ刺し心地が好きなのはクロバー社のフェルトパンチャー1本針(マット付き)です。
持ち手が付いていて疲れにくい上、ニードルを交換できるし、何よりサクサク刺せて作品の仕上がりがきれいなんですよね。
別記事では【クロバーの羊毛フェルト道具】フェルトパンチャーの使い方&レビューを詳しくご紹介していますので参考にしてみて下さいね。(クリックで見れます)
羊毛フェルトにはたくさんの種類のニードルが売られています。
どれを選べばいいのか分かるように、それぞれのニードルについて用途別に特徴を説明していきますね。
【パーツなど小さい羊毛フェルト作品におすすめ】先端型バーブのニードル
パーツなどの小さい作品を作りたいときは、先端にバーブ(刻み)が集中しているニードルがおすすめです。
先端にバーブが集中しているので、浅く刺すだけで羊毛フェルトをフェルト化させることが出来ます。
先端型バーブのニードルは、以下の用途におすすめです。
- パーツ
- 小さい作品
- 表面の仕上げ
各メーカーから出ている先端型バーブのニードルは以下になります。
今回はおすすめを厳選しました。
ハマナカ 極細針 H441-023
2大羊毛フェルトメーカーの1つ、ハマナカの先端型バーブです。
その名の通り極細で、繊細な作業をすることが出来ます。
浅く刺すだけで、見る見るうちに羊毛フェルトの表面が整っていきますよ。
Clover(クロバー)スピード針 58-608
2大羊毛フェルトメーカーの1つ、クロバーの先端型バーブです。
素早くフェルト化できることから、この名前がついています。
特長 | 羊毛を短い刺し込みで効率よく固めることができる |
用途 | 羊毛刺しゅうの曲線や輪郭を刺すとき、固めた羊毛の表面に模様やへこみを付けるとき |
使える素材 | 【立体作品(マスコットなど)】羊毛 【平面作品(羊毛刺しゅう・アップリケなど)】モチーフとして羊毛、ウールの毛糸や編地 ベースの布地としてウールの織地・編地、フェルトシート、綿の織地 |
実際に刺してみました。
表面を整えるのには向いてないですが、用途にあるように、へこみはとても付けやすかったです。
同じところを数回刺すだけで、はっきりとへこみを付けることが出来ました。
リンゴのへこみなんか簡単に作れそうですよね。
Clover(クロバー)仕上げ針 58-609
特長 | バーブが小さく数が少ないので、羊毛を少しずつ固められ、刺しあとが目立ちにくい |
用途 | 羊毛作品の表面を滑らかに整えたり、針の刺しあとを目立たなくする |
使える素材 | 【立体作品(マスコットなど)】羊毛 【平面作品(羊毛刺しゅう・アップリケなど)】モチーフとして羊毛、ウールの毛糸 ベースの布地としてウールの織地・編地、フェルトシート、綿の織地・編地 |
仕上げ針はその名の通り、仕上げ用のニードルです。
実際に刺してみました。
軽く刺すだけでも表面が整ったので驚きです。
ニードルによってこんなに刺し心地って違うものなんですね。
羊の工房パオ フェルト針 極細仕上げ用・細針A・細針B
(画像はPao公式サイトより)
世界的にも人気の羊毛フェルト作家のわくねこさんが使っているパオのフェルト針です。
プロ御用達のニードルはかなり気になりますよね。
羊の工房パオでしか販売されておらず、銀行振り込みのみの決済となります。
【土台など大きい羊毛フェルト作品におすすめ】分散型バーブのニードル
土台などの大きな作品を作りたいときは、ニードル全体にバーブが分散して配置されている分散型バーブがおすすめです。
ニードルの上の方までバーブがついているので、深く刺さなければフェルト化することは出来ませんが、羊毛を均一にフェルト化することができます。
また、フェルト化によって作品が硬くなってきても、力を入れることなく刺し続けることができます。
分散型バーブのニードルは、以下の用途におすすめです。
- 大きなパーツ同士の接着
- 大きい作品
- 硬い部分
各メーカーのおすすめ分散型バーブは以下になります。
Clover(クロバー)太針 58-607
特徴 | 針が太いため、目の粗い布地へもモチーフの繊維をしっかり絡められる |
用途 | ニット地・目の粗い布地への羊毛刺しゅうやアップリケに |
使える素材 | 【立体作品(マスコットなど)】羊毛 【平面作品(羊毛刺しゅう・アップリケなど)】モチーフとして羊毛、ウールの毛糸や編地、フェルトシート ベースの布地としてウールの織地・編地、フェルトシート、綿の織地 |
丸めた羊毛を太針で刺してみました。
ザクザクと気持ちよく奥まで刺すことが出来ましたよ。
羊毛の引っかかりは全く感じないので、とても刺しやすいです。
羊の工房パオ フェルト針 レギュラー・太針
(画像はPao公式サイトより)
羊毛フェルト作家のわくねこさんが使っているパオのレギュラー・太針です。
こちらも羊の工房パオでのみ購入できます。
【素早く羊毛フェルト作品を作りたいときにおすすめ】複数ニードル
素早く作品を作りたいときは、複数ニードルを同時に使うのがおすすめです。
2~5本のニードルを同時に使用できるものが販売されていますので、同じストローク回数で2~5倍の作業量を生み出すことができます。
複数ニードルは、以下の用途におすすめです。
- 大きな作品
- 広い面積のもの
ただし、ニードル全てが同じ方向を向いているので細かい作業は出来ません。
効率よく作品を作りたいときに使いましょう。
各メーカーのおすすめ複数ニードルは以下になります。
Clover(クロバー)フェルトパンチャー3本針 58-602
特徴 | 針が3本セットできる持ちやすいボディで、羊毛フェルトの作品がスピーディに仕上がる 用途に合わせて、針の数をチェンジできる |
適した素材 | 羊毛・フェルトシート(ウール50%以上)・ウール地・毛糸 |
羊毛刺しゅう・アップリケをするベースの布地 | 中厚~厚地ウール・フェルトシート(ウール50%以上)・普通~厚地コットンなど |
クロバーのフェルトパンチャー3本針で実際に刺してみました。
これはかなり使いやすいですね!感動しました。
3本のニードルがついているので、平たい羊毛を3倍の速度で刺すことが出来ます。
持ちやすいし、刺しやすいし、効率化は抜群です。
時短で制作したい人はぜひ試してみて下さいね。
ハマナカ ハンドニードル 3本並列タイプ H441-013
ハマナカの3本並列タイプです。
コーナーやアウトライン、広い面積とオールマイティに使えます。
ただ、針の付け替えが出来ないので、針折れしたときには買い替えが必要になります。
羊毛フェルトの平面を刺してみました。
3本針が並列なので平たく刺すという感じが強く、細かい作業には向いていません。
Dennty(デンティー)3本針タイプ
コスパを重視するなら、サイズ違いの替え針が30本入っているDenntyです。
私が使用した感じでは、ハマナカやクロバーと比べると針の品質はやや劣りますが、高評価の口コミも多いのでコスパを重視するなら十分な商品といえます。
替え針が多く入っているので、初心者によくある針折れなどのトラブルにもすぐに対応できますね。
Denntyニードルで羊毛の平面を刺してみました。
刺し心地はCloverやハマナカには劣りますが、コスパ的にはまあまあかなというところです。
Clover(クロバー)フェルトパンチャー5本針 58-603
5本用のニードルグリップです。
大きな作品を5倍のスピードで作ることが出来る最強のニードルです。
【手が痛くならないようにしたいときにおすすめ】ニードルグリップ
ニードルのみを持って長時間作業していると、手が痛くなったり、金属特有の匂いが手に移ることがあります。
そんなときはニードルグリップを使用しましょう。
羊毛フェルトのニードルグリップは、以下の用途におすすめです。
- 手が痛くなるとき
- 手に金属の匂いが付くのが嫌なとき
各メーカーのおすすめニードルグリップは以下になります。
一部口コミ評価をもとにご紹介しています。
Clover(クロバー)フェルトパンチャー1本針 58-601
グリップが六角形になっており、手が疲れにくいです。
保護キャップを本体後部につけると持ち手が長くなり、さらに持ちやすくなります。
カバーを外せば針の交換も可能なので、ずっと使えるのが嬉しいポイントです。
私はこのクロバーフェルトパンチャー1本針を使っています。
疲れない上に安定して刺すことが出来るのでもう手放せません。
針が折れても替えられるので安心です。
ハマナカ フェルティング用・ニードルグリップ H441-043
ハマナカのニードルグリップは、グリップ部分がしっかりしており、滑りにくいゴム製樹脂が持ち手に使われています。
レギュラー・極細どちらも針の取り付けが可能です。
滑りにくく疲れないと口コミでも評判です。
価格が良心的なのも嬉しいですね。
Clover(クロバー)フェルトパンチャー3本針 58-602
3本用のニードルグリップです。
かなり持ちやすい上に、3本のニードルを心地よく刺し続けることができます。
時短アイテムとして使えますよ。
【結論】羊毛フェルト初心者はこのおすすめニードルさえあればOK
羊毛フェルトニードルには様々な種類がありましたね。
初心者の方は簡単な作品から作ってみましょう。
色々なニードルをご紹介してきましたが、オールマイティに刺せるレギュラーニードルと、表面をキレイに整えてくれる先端型ニードルで大体の作品を作ることが出来ます。
まずは以下の2本のニードルを揃えるだけでOKですよ。
✔ 表面を仕上げたり、小さいパーツを作る先端型ニードル
Clover(クロバー)仕上げ針 58-609