羊毛フェルトの原理ってどうなってるの?

 
困っている人
羊毛フェルトはどうしてニードルで刺すだけで固まるの?
 
フェルトママ
とても不思議よね。羊毛フェルトが固まる原理について説明するわね。
 
ニードルでチクチクと刺すだけで形が作られていく羊毛フェルト。
なぜふわふわの羊毛がどんどん固まっていくのでしょうか。
その原理を写真付きで1つ1つ丁寧に解説していきます。
 
羊毛フェルトとニードル

✔ この記事では羊毛フェルトの原理について分かります。

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羊毛フェルトは繊維が絡まって固まる原理を利用する

羊毛フェルトが固まるのは、羊毛の細い繊維と繊維が何らかの刺激によって絡まり合うためです。

繊維が絡まり合ってフェルト化することを「縮絨(しゅくじゅう)」と呼びます。

難しい言葉ですね。

ウール100%のセーターが着古すごとに毛玉ができるのも同じ理由です。

確かにセーターって摩擦が多い袖口や裾に毛玉が出来ることが多いですよね。

毛玉の出来たセーター

羊毛フェルトの原理を利用して固める2つの方法

羊毛フェルトの原理を利用して固める方法は2つあります。

  • ニードルの突起で羊毛を絡ませる方法
  • 石鹸水による摩擦で羊毛を収縮させる方法

それぞれ見ていきましょう。

ニードルの突起で羊毛を絡ませる方法

羊毛フェルトの専用ニードルには「バーブ」という釣り針の返しのような突起がいくつか付いています。

ニードルのバーブ

羊毛フェルトにニードルを何度も刺すことで、バーブに羊毛フェルトが引っかかり、繊維と繊維が絡まり合います。この作業を繰り返すことで羊毛フェルトは段々とフェルト化していくのです。

羊毛フェルトを刺すところ

イメージはこんな感じです。

羊毛フェルトをニードルで刺すイメージ画

ニードルで刺すごとに羊毛フェルトが小さくなっているのが分かりますね。

これは羊毛フェルトの繊維と繊維が絡まり合っているからなのです。

羊毛フェルトを刺すところ

また、羊毛フェルトは刺す回数を多くすることで硬さを増します。

刺せば刺すほど繊維どうしの絡まりが強くなり、羊毛フェルトが硬くなっていくというわけです。

そのため、返しの付いていない普通の針では繊維を絡め合うことは出来ません。

ニードルの代用については、別記事の羊毛フェルトのニードルは何で代用できる?で詳しく解説していますので、合わせてご覧くださいね。(クリックで見れます)

石鹸水による摩擦で羊毛を収縮させる方法

石鹸水による摩擦で羊毛フェルトを収縮させ、フェルト化することも出来ます。

40度ぐらいのぬるま湯に台所用洗剤を数滴垂らして石鹸水を作り、羊毛フェルトを浸しながらこすります。

ぬるま湯で羊毛フェルトの繊維を緩め、石鹸のぬるぬるで摩擦しやすくするのです。

羊毛フェルトを手で押さえるところ

表面をゴシゴシ摩擦していくと、羊毛フェルトの繊維が縮まって段々とフェルト化していきます。

羊毛フェルトが水で浸ったところ

石鹸水でこすった羊毛フェルトを乾かすと、羊毛フェルトが平べったいシートになっています。

乾いて羊毛フェルトの温度が下がることで繊維が縮み、しっかりと形が整います。

作りたい作品が平べったいものなら、石鹸水を使ってフェルト化する方法を使うといいですね。

羊毛フェルトが乾いたところ

石鹸水を使った羊毛フェルト作品はハマナカのフェルトボールメーカー【futte futte ふって・ふって】の使い方羊毛フェルトのコースターの作り方でご紹介しています。

合わせてご覧くださいね。(クリックで見れます)

羊毛フェルトがフェルト化する原理を使って色んな作品を作ろう

羊毛フェルトをフェルト化させた作品

羊毛フェルトは、繊維と繊維を絡めたり、収縮させる原理を使ってフェルト化させることが出来ました。

羊毛フェルトをフェルト化させる方法は以下の2つです。

  • ニードルの突起で羊毛を絡ませる方法
  • 石鹸水による摩擦で羊毛を収縮させる方法

羊毛フェルトがどうして固まっていくのかが分かると面白いですよね。

私はこの原理を知ってから、羊毛フェルトをチクチク刺すごとに「あ~、いま繊維と繊維が絡まり合ってるんだ~」と感慨深くなってしまいます。

また面白い情報があれば追記しますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。