羊毛フェルトを立たせる骨組みの作り方【テクノロートは必要な道具?】

羊毛フェルトを立たせる骨組みの作り方【テクノロートは必要な道具?】
 
困っている人
羊毛フェルトを立たせたいんだよね。何か方法はある?
 
フェルトママ
あるわよ。羊毛フェルトだけで立たせるのは難しいから、骨組みを作って立たせる方法とおすすめの道具を紹介するわね。
✔ この記事では、羊毛フェルトを立たせる骨組みの作り方とおすすめの道具が分かります。
 
羊毛フェルトを立たせられると作品の幅が広がります。
骨組みの作り方をマスターして、羊毛フェルトを立たせてみましょう。
羊毛フェルトを立たせたところ

 

羊毛フェルトを立たせるための骨組みを作る道具3選

今回は羊毛フェルトを立たせるための骨組み作りに、以下の3つを選びました。

骨組みに使う素材3選

  • モール
  • ワイヤー
  • ハマナカのテクノロート

実際にそれぞれを使用して比較してみました。

モール

まずはダイソーで購入したモールです。

モールとは、細い針金にふわふわのポリエステルの毛を付けたものです。

モール

モールの使い方

実際にモールで骨組みを作ってみました。

今回は羊を作ってみますね。

モール2本をV字に曲げて交差させます。

モールで骨組みを作るところ

上側1本をくるくるとねじります。

モールで骨組みを作るところ

下側のモールを写真のように曲げます。

モールで骨組みを作るところ

もう1本新しいモールを使って腕の部分にねじって付けます。

モールで骨組みを作るところ

次に、モールで作った骨組みの胴体部分に羊毛を刺していきます。

モールに肉付けしていくところ

骨組みの胴体部分に羊毛フェルトが肉付けされました。

モールに肉付けしていくところ

足の部分にも肉付けしましょう。

モールに肉付けしていくところ

足先にも丸く刺しつけますよ。

モールに肉付けしていくところ

腕の部分も同様に肉付けします。

モールに肉付けしていくところ

体全体が羊毛フェルトで包まれたら、四つん這いになるようにモールを曲げます。

モールに肉付けしていくところ

最後に頭の部分にも羊毛フェルトで肉付けします。

モールに肉付けしていくところ

モールの骨組みに羊毛フェルトが肉付けされました。

動物らしい形に近づきましたね。

モールに肉付けしていくところ

いよいよ装飾に入ります。

羊毛フェルトで肉付けされた体に、さらに毛を刺しつけていきます。

今回は羊を作りますので、初めからくるくるになっている毛糸状の羊毛フェルト植毛カールを使いました。

モールに肉付けしていくところ

全体に植毛カールを刺していきます。

肉付けしたモールに毛を刺していくところ

さらにパーツをバランスを見ながら付けます。

肉付けしたモールにパーツを付けていくところ

完成まであと少しですね♡

肉付けしたモールにパーツを付けるところ

羊毛フェルトの羊を立たせることが出来ました。

モールで作った骨組みに羊毛フェルトが刺しつけられて、しっかりと4本足で立っています。

羊毛フェルトが立ったところ

立っている羊毛フェルト可愛いですよね♡

羊毛フェルトが立ったところ

モールの使い心地

モールの使い心地は以下の通りでした。

  • ジョイント部分がしっかりと絡まって固定しやすい
  • モールの毛があるため、羊毛フェルトと馴染みやすく肉付けがしやすい
  • 形が自由自在に変えられる

私はモールをダイソーで買ったので、使い心地から考えてもコスパは最強です。

しかもカラーバリエーションが豊富なので、作品に合わせて色を使い分けてもいいですね。

ワイヤー

次にワイヤーを使ってみました。

このワイヤーもダイソーで購入しましたよ。

ワイヤー

ワイヤーの使い方

ワイヤーを使いたい長さにハサミで切り、骨組みを作ります。

今回は四つん這いの犬を作りますので、先ほどの羊と同じ組み方です。

ワイヤーで骨組みを作ったところ

ワイヤーで作った骨組みに羊毛フェルトで肉付けをします。

ワイヤーに羊毛フェルトで肉付けをするところ

手足にも肉付けをします。

ワイヤーに羊毛フェルトで肉付けをするところ

頭にも肉付けをしたら土台は完成です。

ワイヤーに羊毛フェルトで肉付けしたところ

こちらもくるくるの毛の植毛カールを使いました。

全体的に刺しつけていきますよ。

肉付けしたワイヤーに羊毛を刺していくところ

しっぽや鼻の部分も刺しつけたら、犬の形が出来上がりました。

肉付けしたワイヤーに毛を刺しつけたところ

本体にパーツを付けて、ワイヤーを四つん這いの形に曲げたら完成です。

羊毛フェルトだけで手足を作るより簡単な上に早いですね♡

羊毛フェルトをパーツを付けて立たせたところ

ワイヤーの使い心地

ワイヤーの使い心地は以下の通りでした。

  • 手で曲げるのがやや難しい
  • ジョイント部分をしっかりねじりつけるのがやや難しい
  • 肉付けする羊毛フェルトがワイヤーにやや馴染みにくい

何とか骨組みを作ることは出来ますが、自由自在に形を変えるのは少し難しいです。

またワイヤーに羊毛フェルトを刺しつける際、羊毛フェルトが馴染まずに滑ることがあります。

羊毛フェルトが滑らないように、ワイヤーに毛糸を巻き付けて馴染みをよくする方法がありますが、手間がかかるのであまりおすすめしません。

ハマナカのテクノロート

羊毛フェルトの骨組みづくりの道具と言えばハマナカのテクノロートです。

ハマナカのテクノロート

羊毛フェルトに限らずぬいぐるみの芯材道具としても利用されます。

ハマナカのテクノロートの説明書

ハマナカのテクノロートの使い方

テクノロートを袋から出してみました。

弾力があって硬めです。

ハマナカのテクノロート

作りたい作品の長さにカットして組み合わせて骨組みを作ります。

テクノロートではフクロウを作ってみますね。

2本足としっぽ部分を骨組みで作りました。

ハマナカのテクノロートで骨組みを作ったところ

骨組みが出来たら、羊毛フェルトで肉付けをしていきます。

ハマナカのテクノロートに羊毛フェルトで肉付けをするところ

フクロウの模様も付けますよ。

ハマナカのテクノロートに羊毛フェルトで肉付けをするところ

パーツを付けたら完成です。

羊毛フェルトを立たせたところ

ハマナカのテクノロートの道具としての使い心地

ハマナカのテクノロートの道具としての使い心地は以下の通りでした。

  • 手で曲げるのがやや難しい
  • ジョイント部分をしっかりねじりつけるのがやや難しい
  • 肉付けする羊毛フェルトがテクノロートにやや馴染みにくい

ワイヤー同様、テクノロートは素材が硬めなので形を思い通りに作るのがやや難しいです。

今回は手で曲げて形を作りましたが、ラジオペンチなどを使って曲げるともう少しきれいな曲線が描けますね。

羊毛フェルトの骨組み道具を作って立たせるときの3つの注意点

メモ帳と注意点のイラスト

羊毛フェルトを立たせるときの3つの注意点は以下の通りです。

  • ジョイント部分はしっかりひねって固定する
  • ニードルが骨組みに当たって折れないように注意する
  • 羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る

一つずつ見ていきましょう。

ジョイント部分はしっかりひねって固定する

骨組みのジョイント部分

ワイヤーなどで骨組みを作る際、ジョイント部分はしっかりとひねって固定しましょう。

ジョイント部分がゆるいと骨組みがぐらぐらして形が安定しません。

ニードルが骨組みに当たって折れないよう注意する

ニードルの刺し方注意イメージ

羊毛フェルトで肉付けをする際、ニードルがワイヤーなどの骨組みに当たるとニードルが折れてしまいます。

勢いよく刺すとワイヤーが骨組みに当たるので、ゆっくりと刺し進めましょう。

羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る

骨組みとメジャー

骨組みをフリーハンドで作るとついついサイズが大きくなってしまいます。

全体の仕上がりを想定して、最適なサイズの骨組みを作るようにしましょう。

羊毛フェルトは骨組みを作れば簡単に立たせることが出来る【モールが最適道具】

羊毛フェルトが立っているところ

羊毛フェルトは骨組みを作れば簡単に立たせることが出来ました。

結論として、最も使いやすい道具はモールでした。

今回骨組み作りの比較に使った道具は以下の3つです。

  • モール
  • ワイヤー
  • ハマナカのテクノロート

それぞれの道具の使い心地の比較は以下の通りでした。(私個人の感想です)

 モールワイヤーハマナカのテクノロート
ジョイントの強度
羊毛フェルトとの馴染み具合
形の作りやすさ
価格
 
また、羊毛フェルトを立たせるために骨組みを作る際の注意点は以下の通りです。
  • ジョイント部分はしっかりひねって固定する
  • ニードルが骨組みに当たって折れないように注意する
  • 羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る
 
羊毛フェルト作品を作る際に骨組みを作ると、羊毛フェルトを立たせることが出来ます。
羊毛フェルトを立たせられると作品の幅が広がりますので、ぜひ取り入れてみて下さいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。