
羊毛フェルトを立たせるための骨組みを作る道具3選
今回は羊毛フェルトを立たせるための骨組み作りに、以下の3つを選びました。
- モール
- ワイヤー
- ハマナカのテクノロート
実際にそれぞれを使用して比較してみました。
モール
まずはダイソーで購入したモールです。
モールとは、細い針金にふわふわのポリエステルの毛を付けたものです。
モールの使い方
実際にモールで骨組みを作ってみました。
今回は羊を作ってみますね。
モール2本をV字に曲げて交差させます。
上側1本をくるくるとねじります。
下側のモールを写真のように曲げます。
もう1本新しいモールを使って腕の部分にねじって付けます。
次に、モールで作った骨組みの胴体部分に羊毛を刺していきます。
骨組みの胴体部分に羊毛フェルトが肉付けされました。
足の部分にも肉付けしましょう。
足先にも丸く刺しつけますよ。
腕の部分も同様に肉付けします。
体全体が羊毛フェルトで包まれたら、四つん這いになるようにモールを曲げます。
最後に頭の部分にも羊毛フェルトで肉付けします。
モールの骨組みに羊毛フェルトが肉付けされました。
動物らしい形に近づきましたね。
いよいよ装飾に入ります。
羊毛フェルトで肉付けされた体に、さらに毛を刺しつけていきます。
今回は羊を作りますので、初めからくるくるになっている毛糸状の羊毛フェルト植毛カールを使いました。
全体に植毛カールを刺していきます。
さらにパーツをバランスを見ながら付けます。
完成まであと少しですね♡
羊毛フェルトの羊を立たせることが出来ました。
モールで作った骨組みに羊毛フェルトが刺しつけられて、しっかりと4本足で立っています。
立っている羊毛フェルト可愛いですよね♡
モールの使い心地
モールの使い心地は以下の通りでした。
- ジョイント部分がしっかりと絡まって固定しやすい
- モールの毛があるため、羊毛フェルトと馴染みやすく肉付けがしやすい
- 形が自由自在に変えられる
私はモールをダイソーで買ったので、使い心地から考えてもコスパは最強です。
しかもカラーバリエーションが豊富なので、作品に合わせて色を使い分けてもいいですね。
ワイヤー
次にワイヤーを使ってみました。
このワイヤーもダイソーで購入しましたよ。
ワイヤーの使い方
ワイヤーを使いたい長さにハサミで切り、骨組みを作ります。
今回は四つん這いの犬を作りますので、先ほどの羊と同じ組み方です。
ワイヤーで作った骨組みに羊毛フェルトで肉付けをします。
手足にも肉付けをします。
頭にも肉付けをしたら土台は完成です。
こちらもくるくるの毛の植毛カールを使いました。
全体的に刺しつけていきますよ。
しっぽや鼻の部分も刺しつけたら、犬の形が出来上がりました。
本体にパーツを付けて、ワイヤーを四つん這いの形に曲げたら完成です。
羊毛フェルトだけで手足を作るより簡単な上に早いですね♡
ワイヤーの使い心地
ワイヤーの使い心地は以下の通りでした。
- 手で曲げるのがやや難しい
- ジョイント部分をしっかりねじりつけるのがやや難しい
- 肉付けする羊毛フェルトがワイヤーにやや馴染みにくい
何とか骨組みを作ることは出来ますが、自由自在に形を変えるのは少し難しいです。
またワイヤーに羊毛フェルトを刺しつける際、羊毛フェルトが馴染まずに滑ることがあります。
羊毛フェルトが滑らないように、ワイヤーに毛糸を巻き付けて馴染みをよくする方法がありますが、手間がかかるのであまりおすすめしません。
ハマナカのテクノロート
羊毛フェルトの骨組みづくりの道具と言えばハマナカのテクノロートです。
羊毛フェルトに限らずぬいぐるみの芯材道具としても利用されます。
ハマナカのテクノロートの使い方
テクノロートを袋から出してみました。
弾力があって硬めです。
作りたい作品の長さにカットして組み合わせて骨組みを作ります。
テクノロートではフクロウを作ってみますね。
2本足としっぽ部分を骨組みで作りました。
骨組みが出来たら、羊毛フェルトで肉付けをしていきます。
フクロウの模様も付けますよ。
パーツを付けたら完成です。
ハマナカのテクノロートの道具としての使い心地
ハマナカのテクノロートの道具としての使い心地は以下の通りでした。
- 手で曲げるのがやや難しい
- ジョイント部分をしっかりねじりつけるのがやや難しい
- 肉付けする羊毛フェルトがテクノロートにやや馴染みにくい
ワイヤー同様、テクノロートは素材が硬めなので形を思い通りに作るのがやや難しいです。
今回は手で曲げて形を作りましたが、ラジオペンチなどを使って曲げるともう少しきれいな曲線が描けますね。
羊毛フェルトの骨組み道具を作って立たせるときの3つの注意点
羊毛フェルトを立たせるときの3つの注意点は以下の通りです。
- ジョイント部分はしっかりひねって固定する
- ニードルが骨組みに当たって折れないように注意する
- 羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る
一つずつ見ていきましょう。
ジョイント部分はしっかりひねって固定する
ワイヤーなどで骨組みを作る際、ジョイント部分はしっかりとひねって固定しましょう。
ジョイント部分がゆるいと骨組みがぐらぐらして形が安定しません。
ニードルが骨組みに当たって折れないよう注意する
羊毛フェルトで肉付けをする際、ニードルがワイヤーなどの骨組みに当たるとニードルが折れてしまいます。
勢いよく刺すとワイヤーが骨組みに当たるので、ゆっくりと刺し進めましょう。
羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る
骨組みをフリーハンドで作るとついついサイズが大きくなってしまいます。
全体の仕上がりを想定して、最適なサイズの骨組みを作るようにしましょう。
羊毛フェルトは骨組みを作れば簡単に立たせることが出来る【モールが最適道具】
羊毛フェルトは骨組みを作れば簡単に立たせることが出来ました。
結論として、最も使いやすい道具はモールでした。
今回骨組み作りの比較に使った道具は以下の3つです。
- モール
- ワイヤー
- ハマナカのテクノロート
それぞれの道具の使い心地の比較は以下の通りでした。(私個人の感想です)
モール | ワイヤー | ハマナカのテクノロート | |
ジョイントの強度 | ◎ | ○ | ○ |
羊毛フェルトとの馴染み具合 | ◎ | △ | △ |
形の作りやすさ | ◎ | △ | △ |
価格 | ◎ | ◎ | ○ |
- ジョイント部分はしっかりひねって固定する
- ニードルが骨組みに当たって折れないように注意する
- 羊毛フェルトの仕上がりのサイズを確認して骨組みを作る
最後までお読みいただきありがとうございました。