
羊毛フェルトの丸の作り方
まずは丸です。
羊毛フェルトでは最も基本となる作り方です。
丸の平面型の作り方
平面型の丸を作るには、写真のように厚紙をくるっと筒状にし、羊毛フェルトを筒の中に入れて刺すと刺しやすくなります。
羊毛フェルトの厚みは作りたい作品によって調整してくださいね。
※高さを高くすると円柱を作ることが出来ます。
筒から出してみました。
もし羊毛フェルトの表面がムラになっていたら、ニードルで浅く整えましょう。
表面が整ったら、段ボールか厚紙を切ったもので羊毛フェルトを挟みます。
挟むことで羊毛フェルトがしっかりと固定され、平面の丸の側面もきれいに整えることが出来ます。
羊毛フェルトを挟んだ段ボールをくるりと回しながら、全周を整えましょう。
羊毛フェルトの丸の平面型が出来ました。
フリーハンドで作るよりも作りやすいですね。
丸の立体型(球体)の作り方
次は丸の立体型、つまり球体を作ります。
羊毛フェルトを適量とって軽く手のひらでころころと丸めます。
最初は深く刺し固め、大体の形が出来たら表面を浅く刺して整えます。
羊毛フェルトをくるくると回しながら刺すと全体が均等に刺せますよ。
羊毛フェルトの丸の立体型(球体)が出来ました。
ころんとしていて可愛らしいですね♡
羊毛フェルトで球体を作るには、ニードルの代わりに便利な道具を使うことも出来ます。
お子さんでも楽しく作れてしまうのがハマナカのフェルトボールメーカー【futte futte ふって・ふって】です。
シャカシャカと振るだけで羊毛フェルトボールを作ることが出来ますので、ぜひ試してくださいね。
羊毛フェルトの丸を使った作品例
実際に羊毛フェルトの丸を使った作品を見てみましょう。
丸の平面型作品
平べったい丸でミカンとキウイを作ってみました。
ワッペンやブローチにしても可愛らしいですよね♡
丸の立体型(球体)作品
丸の立体型(球体)です。
ベースの色や模様を変えることで色々な種類のボールが作れました。
ストラップにしてスポーツをしている人にプレゼントしても喜ばれそうですね。
その他の丸の作品案
他にも丸い形で色々なものが作れますよ。
作品案は以下の通りです。
- 果物いろいろ
- 丸い顔
- ドーナツ
- アンパンマン
- 地球
- 風船 など
丸いものを思いついたらぜひ作ってみて下さいね。
羊毛フェルトの三角の作り方
次は羊毛フェルトで三角を作りましょう。
三角の平面型の作り方
厚紙で三角の形を作り、中に羊毛フェルトを敷いて上から刺します。
三角の角をしっかりと刺しておくときれいな三角が作れますよ。
※高さを高くすると三角柱を作ることが出来ます。
厚紙から出して表面を浅く刺し整えます。
次に段ボールで羊毛フェルトを挟みます。
挟んだ羊毛フェルトをサイドから刺すと側面をきれいに整えることが出来ます。
段ボールで羊毛フェルトをしっかりと固定して、くるっと回しながら三辺全てを整えます。
きれいな平面の三角が出来ました。
フリーハンドでここまで作るのは難しいので、厚紙を使うのはおすすめです。
三角の立体型(円錐)の作り方
次は三角の立体型である円錐を作りましょう。
写真のように厚紙を切ります。
厚紙をくるっと丸めてテープかのりで貼って円錐型にします。
底辺の部分はハサミでまっすぐにカットしてくださいね。
羊毛フェルトを少量入れて奥へと刺します。
最初から多く入れてしまうとニードルが奥まで届かず、円錐の先まできれいに作ることが出来ません。
先の方が刺せたら羊毛フェルトを追加していきます。
作りたい作品の大きさに合わせて少しずつ追加しましょう。
厚紙から出してみました。
段階を追って刺したので側面がぼこぼこしていますね。
こんなときは羊毛フェルトを薄く取って表面にかぶせ、段になっているところを隠すように刺し整えます。
くるくると回しながら全体が均一になるまで整えます。
きれいな円錐型が出来ましたね♡
羊毛フェルトの三角を使った作品例
実際に羊毛フェルトの三角を使った作品を見てみましょう。
三角の平面型作品
平べったい三角で富士山とおにぎりを作ってみました。
可愛いですね♡
ワッペンやブローチにしてバッグやTシャツにつけたくなります。
以前このような富士山のブローチをお土産屋さんで見かけたことがありますが、けっこうなお値段していました笑
自分で作っちゃえば楽しいし安いしでおすすめです。
三角の立体型(円錐)作品
円錐型ではツリーとサンタの帽子を作ってみました。
大きめに作れば、オブジェとしても飾れますよね。
その他の三角の作品案
三角を使えば他にも色々作れます。
作品案は以下の通りです。
- 動物の耳
- 家の屋根
- クラッカー
- カットしたケーキ
- 木の上の部分
- テント など
まだまだ三角のものがありそうです。
思いついたらぜひ作ってみて下さいね。
羊毛フェルトの四角の作り方
最後は羊毛フェルトで四角を作ってみましょう。
四角の平面型の作り方
四角の平面型を作ります。
写真のように厚紙で四角を作り、中に羊毛フェルトを入れて上から刺します。
四角の角の部分をしっかりと刺してくださいね。
厚紙から出してみました。
段ボールで羊毛フェルトを挟み、側面を整えます。
しっかり挟んだ段ボールをくるくると回しながら、四辺全てを刺してくださいね。
四角の平面型が出来ました。
表面が均一でない場合は浅く刺し整えてくださいね。
四角の立体型(立方体)の作り方
四角の立体型である立方体を作りましょう。
※一辺を長くすると直方体になります。
空き箱を準備して羊毛フェルトを箱の隅に押し付けながら刺します。
箱の壁が硬いので、あまり強く刺すとニードルの先が折れてしまいますので力加減を注意してくださいね。
ある程度刺したら向きを変え、立方体の全ての角を作ります。
立方体らしくなってきましたね。
箱から出します。
箱の中だけではしっかりと刺せていない場合があるので、くるくると回しながらきれいな立方体に刺し整えて下さいね。
羊毛フェルトの四角を使った作品例
羊毛フェルトの四角を使った作品を見てみましょう。
四角の平面型作品
平べったい四角を使って、ポストとカメラを作ってみました。
こちらもワッペンやブローチにしたら絶対可愛いですよね♡
四角の立体型(立方体)作品
立方体ではプレゼントと豆腐を作ってみました笑
立体的になるだけでリアル感が増してとても楽しいです♡
その他の四角の作品案
四角を使えば他にも色々作れます。
作品案は以下の通りです。
- サイコロ
- バスや電車
- TVやPC
- 家の土台部分
- お弁当
- 本 など
四角いものって世の中にあふれていますよね。
四角の作り方を覚えれば何でも作れそうですね。
羊毛フェルトの丸・三角・四角の作り方を覚えればどんな作品でも作れるようになる
羊毛フェルトの丸・三角・四角を平面型や立体型で作れるようになれば、様々な作品を作れます。
作り方はそれぞれ以下の通りです。
■丸の平面型
- 筒状の厚紙を準備する
- 厚紙の中に羊毛フェルトを入れて刺す
- 厚紙から出して刺し整える
- 段ボールで羊毛フェルトを挟んで側面を整える
- 羊毛フェルトの丸の平面型の完成
■丸の立体型(球体)
- 羊毛フェルトを適量取って手のひらで丸める
- 最初は深く刺し固め、大体の形が出来たら表面を浅く刺し整える
- 羊毛フェルトの丸の立体型(球体)の完成
■三角の平面型
- 厚紙で三角を作る
- 厚紙の中に羊毛フェルトを入れて刺す
- 厚紙から出して刺し整える
- 段ボールで羊毛フェルトを挟んで側面を整える
- 羊毛フェルトの三角の平面型の完成
■三角の立体型(円錐)
- 厚紙で円錐型を作る
- 厚紙の中に段階的に羊毛フェルトを入れながら刺す
- 厚紙から羊毛フェルトを出し、羊毛フェルトで表面を薄く覆って刺し整える
- 羊毛フェルトの三角の立体型(円錐)の完成
■四角の平面型
- 厚紙で四角を作る
- 厚紙の中に羊毛フェルトを入れて刺す
- 厚紙から出して刺し整える
- 段ボールで羊毛フェルトを挟んで側面を整える
- 羊毛フェルトの四角の平面型の完成
■四角の立体型(立方体)
- 空き箱を準備する
- 空き箱の隅に羊毛フェルトを押し付けながら刺す
- 立方体になるように向きを変えながら刺す
- 羊毛フェルトの四角の立体型(立方体)の完成
作り方はどれもシンプルでした。
基本の作り方をしっかり覚えて作品作りを楽しんでくださいね♡
羊毛フェルト作りにおすすめのニードルはクロバーフェルトパンチャー(マット付き)です。
私自身もずっとクロバーのフェルトパンチャーで作業していますよ。
持ち手が付いていて疲れにくい上、サクサクと羊毛フェルトに刺すことが出来て作品のクオリティが格段に上がります。
ぜひ試してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。